ケータイ辞書JLogosロゴ 大谷沢村(中世)


埼玉県>日高市

 室町期から見える村名。高麗【こま】郡広瀬郷のうち。初見は長享3年4月25日の足利政氏知行安堵状で,同状には「武州高麗郡広瀬郷内大谷沢村」ほか8か村を下野【しもつけ】国(栃木県)の国人渋垂小四郎の知行分として安堵したとあり,また,永正2年2月15日足利高基も同地域を渋垂氏の知行として安堵している(清音院文書)。のち当地は小田原北条氏の支配となり,「役帳」には小田原衆の松田左馬助が20貫文,江戸衆の山下治部少輔が19貫400文,他国衆であり,上杉氏の旧臣で小田原北条氏の家臣になった三田弾正少弼が25貫文と見え,計64貫400文が当村の貫高であったことがわかる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7286225
最終更新日:2009-03-01




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