ケータイ辞書JLogosロゴ 上老袋村(近世)


埼玉県>川越市

 江戸期〜明治22年の村名。比企【ひき】郡川島領のうち。古くは川島領に属したという。元禄6年老袋村より分村。はじめ川越【かわごえ】藩領,元禄7年からは幕府領。村高は「元禄郷帳」では57石,「天保郷帳」60石余。村の規模は東西17町・南北6町余。化政期の家数30軒余。用水は天水を利用。延宝8年の荒川・入間川の流路改修以後,毎年水害を被るようになった。老袋村から分村した中老袋・下老袋・川口・鹿飼【ししかい】・本宿【もとじゆく】・戸崎と当村を合わせた7か村は組合を作り,1村のように諸役等を負担したという。鎮守は下老袋村の氷川社。高札場は村の中央部。明治初年円乗坊を仮用して公立小学校を開校,生徒数19。明治9年埼玉県に所属。同年の戸数36・人口165,馬8,水害予備船3・荷車1。物産は繭・米・大麦・小麦・藍葉など。飛地が出丸【でまる】中郷(川島町)と中老袋村にある。明治12年比企郡に所属。同22年植木村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7286484
最終更新日:2009-03-01




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