ケータイ辞書JLogosロゴ 鴻巣(中世)


埼玉県>北本市

 室町期〜戦国期に見える地名。足立【あだち】郡のうち。室町期の成立と思われる市場之祭文には「武州足立かうのすの市祭成之」とあり,当地には早くから市場が開かれていた(武文)。天正5年3月11日の太田助次郎書状が「鴻巣宮内百姓中」「鴻巣別所村百姓中」宛ての2通存在する。両方とも不作の田畑を5年間荒野とみなすので精を入れて開発するよう命じている(同前)。江戸期の鴻巣宿は小池長門守が開発した市宿新田に,慶長7年に本宿村(「田園簿」では元鴻巣村とある)の宿場を移して鴻巣宿と改称したもの。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7287231
最終更新日:2009-03-01




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