花崎村(近世)
江戸期〜明治22年の村名｡埼玉郡羽生【はにう】領のうち｡古くは太田荘に属したという｡旗本水野氏の知行｡村高は｢田園簿｣で490石余,うち田302石余･畑188石余,以後変わらず｡村の規模は東西20町･南北7町余｡化政期の家数80軒｡用水は青毛堀を利用｡鎮守は鷲明神社｡寺院は新義真言宗花蔵院･曹洞宗法泉寺｡高札場は村の中央に1か所｡小名は腰まき･西ｹ崎･前畑｡明治4年埼玉県に所属｡同9年の戸数102･人口545,馬32,水害予備船2･耕作船5,荷車2｡物産は米･糯米･大豆･小豆･紺青縞,米の余剰は加須【かぞ】町･幸手【さって】宿へ,青縞は加須町へ出荷｡明治12年北埼玉郡に所属｡同22年大桑【おおくわ】村の大字となる｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7289566
最終更新日:2009-03-01