ケータイ辞書JLogosロゴ 秀安村(近世)


埼玉県>羽生市

 江戸期〜明治22年の村名。埼玉郡羽生【はにう】領のうち。古くは太田荘に属したという。はじめ幕府領,のち羽生藩領,ついで幕府領,さらに甲府藩領,寛永元年幕府領,正徳元年旗本藤枝氏知行,天明5年幕府領,寛政2年陸奥【むつ】泉藩領,のち幕府領。検地は承応3年。村高は「田園簿」で451石余,「元禄郷帳」461石余,「天保郷帳」463石余,「旧高旧領」436石余。村の規模は東西・南北ともに6町。化政期の家数50軒。高札場は村の南部。北河原用水を使用。鎮守は御嶽権現社。寺院は新義真言宗御嶽山医王院長泉寺。明治4年埼玉県に所属。同9年の戸数56・人口294,馬10。物産は米・麦・大豆・小豆・ソバ・青縞などで,余剰は行田【ぎようだ】・羽生両町に出荷。明治6年正名学校の分教場を開校。同12年北埼玉郡に所属。明治22年須影【すかげ】村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7289796
最終更新日:2009-03-01




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