ケータイ辞書JLogosロゴ 袋山村(近世)


埼玉県>越谷市

 江戸期〜明治22年の村名。埼玉郡越ケ谷【こしがや】領のうち。四町野迎榎院朱印状などに騎西【きさい】郡越ケ谷郷と見える。幕府領。最終検地は元禄8年。村高は「田園簿」では364石余ですべて畑,「元禄郷帳」では237石余,「天保郷帳」では256石余,「旧高旧領」では280石余。宝永3年元荒川の直道改修が施工され,その古川跡は水田と化し,持添新田とした。村の規模は東西5町余・南北15町。化政期の家数70軒。越ケ谷宿の助郷役を負担。古川堀を排水路とする。鎮守は久伊豆社。寺院は新義真言宗持福院など。当地には近郷きっての大地主細沼氏が代々名主を勤めていた。高札場は村の西。明治4年埼玉県に所属。同9年の戸数86・人口470,馬1,水害予備船25,荷車7。物産は,米・麦・大豆・小豆・桃・梅など。同12年南埼玉郡に所属。同22年大袋村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7289993
最終更新日:2009-03-01




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