ケータイ辞書JLogosロゴ 矢島村(近世)


埼玉県>深谷市

 江戸期〜明治22年の村名。榛沢【はんざわ】郡岡部領のうち。古くは大寄郷藤田荘に属したといい,一説には櫛引野里に属したともいう。はじめ旗本安部氏の知行,のち幕府領。村高は「田園簿」で896石余,うち田387石余・畑508石余,「元禄郷帳」896石余,「天保郷帳」1,011石余。村の規模は東西12町余・南北11町余。化政期の家数84軒。用水は西田村堰より身馴【みなれ】川の水を利用。村の北を小山川が流れ,その間に矢嶋堰がある。鎮守は神明社。寺院は曹洞宗慶福寺・天台宗延命寺。明治9年埼玉県に所属。同年の戸数124・人口550,馬35,荷車8。物産は蚕卵紙・太織・生糸・真桑瓜など。蚕卵紙を横浜へ輸送。明治12年榛沢郡に所属。同22年大寄村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7290734
最終更新日:2009-03-01




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