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「吉田郷(中世)」の関連ワード⇒ 赤田組(近世) 飯詰組(近世) 石浜村(近世) 

吉田郷(中世)


 戦国期に見える郷村名...

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[最終更新日:2009-03-01/JLogosid:7290907]
関連項目: 赤田組(近世) 飯詰組(近世) 石浜村(近世) 

角川日本地名大辞典(旧地名編)

日本地名大辞典に収録されているものの中から、現在以前のものを再編。

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吉田郷(中世)

戦国期に見える郷名都留【つる】郡のうち吉田村または単に吉田ともいう広くは富士御師衆の町場である上吉田と小土豪衆の村である下吉田の総称ただ,吉田という場合,上吉田の御師の集住する町場を指す場合が多い「妙法寺記」によれば,文明12年3月20日に富士山吉田に鳥居が建てられたとあるのが初見これは,北口本宮の鳥居であろう文明19年,京都の聖護院門跡道興は小仏峠を越え甲斐に入り,岩殿山・猿橋・初狩・柏尾山・塩山・府中・花鳥・七覚山を経て2月15日には吉田に到着したその夜,道興は霞む富士を見ながら「きさらきやこよひの月の影なからしも霞に雲隠して」と詠んでいる(廻国雑記)「妙法寺記」によれば,明応3年には,武蔵国で鋳造中であった吉田村の諏訪大明神の鐘ができ上がってきたそこで翌年の4月申日には鐘楼堂の棟上げが行われた明応5年,「北条君」(人物未詳)が武州から吉田の正覚菴に訪れ,富士に出かけた同8年には,吉田上行寺(現上吉田)を北へ移動している同9年4月20日に吉田の鳥居が建てられているが,明応7・8年の地震で被害を受けたのを建て替えたのであろうか文亀元年伊豆の北条早雲が甲州へ侵入し,吉田の城山と小倉山の2か所に陣をはったが,甲州勢の攻撃で敗れて引き上げている吉田は,北条氏および今川氏と武田氏の争いのたびに戦場になる永正13~14年にかけて甲州に入った今川軍は吉田の城に籠り,甲州方を悩ませたが,永正14年正月,小林尾張入道が荒蔵(現富士吉田市新倉【あらくら】)に出陣して今川方の城を攻め,駿河勢を敗走させているこれによって吉田の平和は回復するが,天文4年の北条軍の侵入では,郡内守護の小山田氏の家臣や武田方の衆が戦死して,上吉田・下吉田は焼き打ちされているまた,同7年にも北条方の土豪の夜襲があり,上吉田や新宿が焼かれ,吉田宿(上吉田)の乙名衆は下吉田の河原へ避難し,そこにしばらく暮らさねばならなかった同14年の春には,富士の雪どけ水が吉田へ押し寄せ,下吉田では冬水麦が押し流されてしまった同23年8月13日には台風であろう,大風が吹いて「千軒ノ在所」といわれた吉田では家がことごとく倒壊して,有力御師大竹屋の妻子が死亡したさらに8月の下旬には浅間の鳥居が倒れたという同年5月21日の武田晴信印判状によれば,「都留郡吉田之郷」の西念寺の造営のため,富士参詣の道者(巡礼者)に対して1人4銭の勧進料を徴収することを認めている(西念寺文書/甲州古文書3)西念寺は時宗の寺院であり,「妙法寺記」によれば,翌年の天文24年閏10月10日には「王」が西念寺を訪れ1泊したが,その際には,地下の侍,出家の男女が参集することが限りないという状況であった時宗教団の甲斐における重要な拠点となっていたことはもちろんであるが,富士道場ともいわれ,富士山道者(巡礼者)たちの信仰も篤く,御師衆とも深いかかわりがあり,武田氏や郡内守護の小山田氏もこの寺院を手厚く保護した西念寺は古吉田の地にあったが,天文2年に焼失し,武田氏・小山田氏の援助を得て復興したその後再び焼失し,元亀元年には本尊は古吉田の地から他所へ移され,そこに仮堂が移されている(西念寺文書/甲州古文書3)この仮堂の設けられた他所は吉田新宿(上吉田)の地と考えられる吉田新宿は吉田の御師衆の集住の地として,天文~元亀年間頃に重要性を増し,元亀3年には御師衆は古吉田の地を捨て新宿の地に移っているが,西念寺の移築もこのような流れの一貫であろう天正9年5月6日の武田勝頼印判状(西念寺文書/甲州古文書3)によれば,西念寺の造営のため,再び富士道者1人につき4銭の勧進が許され,仮堂の地に本堂が復興されることになったしかし,同10年には武田氏は滅亡し,小山田氏も運命をともにし,この復興は頓挫するかにみえた織田信長の命で一時甲州および諏訪領を支配した川尻秀隆は武田氏崇敬の社寺を破却し,武田の旧制を廃止したが,天正10年5月9日に出された川尻秀隆印判状(同前)によれば,西念寺領7貫506文の安堵が認められ,造営の続行も許可され,復興はなったようであるなお「高野山引導院過去帳」には吉田の名が散見する

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出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」

吉田郷(中世)
 鎌倉期~戦国期に見える郷名...

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 戦国期に見える郷名...

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