ケータイ辞書JLogosロゴ 粟宇郷(中世)


千葉県>九十九里町

 室町期に見える郷名。上総国北山辺郡のうち。応永27年12月21日鎌倉公方足利持氏が,鎌倉浄光明寺長老および上杉三郎定頼に宛てた御教書(浄光明寺文書/県史料県外)に「浄光明寺雑掌申,上総国北山野辺郡内……玉泉寺末寺粟宇郷内真珠寺」とあるのが初見で,浄光明寺の塔中玉泉寺の末寺真珠院が当郷内にあった。同御教書によると,同寺雑掌の訴えを受けた持氏は,真珠寺は官符および室町幕府の成敗により諸役免除の地とされているので,守護代・郡代官ならびに検断使の入部を禁止した旨を寺家側に通知するとともに,守護上杉定頼に実否の糺明を命じている。その後享徳2年12月15日の鎌倉公方足利成氏御教書(同前)では「粟宇郷内真珠寺領」を含む浄光明寺領に対する役夫工米以下の諸役が免除されている。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7291045
最終更新日:2009-03-01




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