ケータイ辞書JLogosロゴ 飯島村(近世)


千葉県>佐原市

 江戸期〜明治22年の村名。下総国香取郡のうち。元和5年から津藩領(神崎町藤堂氏旧封邑之碑),「各村級分」「旧高旧領」ではともに幕府・津藩の相給。なお,享保4年「部冊帳」では津藩領87石・幕府領反高場2町5反余と見える。慶長4年鳥居元忠の矢作領検地をうけ,高237石(伊能家文書/佐原市史)。村高は,「元禄郷帳」87石,「天保郷帳」「旧高旧領」ともに408石余。慶長5年当村からの移住者により利根川対岸に中島村が開起,なお同村はその後も当村の草場であった(伊能家文書/県史料下総)。「神崎町藤堂氏旧封邑之碑」に「天保二年納沼谷原於官易以村田飯島両新田,四年更以両新田易」と見え,対岸の飯島新田が野間谷原村と交換で一時津藩領になったことがわかる。弘化2年の家数26(関東取締出役控帳/香取郡誌)。明治8年千葉県に所属。明治22年本新島村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7291303
最終更新日:2009-03-01




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