板中新田(近世)
江戸期〜明治22年の村名｡上総国武射【むしや】郡のうち｡｢上総国村高帳｣では中津田新田(高105石余･家数6)と板川新田(高57石余･家数3)の2新田として見え,ともに幕府領｡のち｢天保郷帳｣では板中新田となり,村高163石余｡｢旧高旧領｣では村高77石余で旗本青山氏領と見えるが,これは板川村の記載を誤写したものと考えられ疑問｡慶応4年｢上総国石高帳｣では板川新田と中津田新田に分載されており,村高･家数はそれぞれ57石余･10軒,105石余･6軒(伊藤家文書/県史料上総)｡明治6年千葉県に所属｡同18年の反別158町9反余,神社は熊野神社(上総国町村誌)｡明治22年睦岡村の大字となる｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7291457
最終更新日:2009-03-01