ケータイ辞書JLogosロゴ 伊地山村(近世)


千葉県>佐原市

 江戸期〜明治22年の村名。下総国香取郡のうち。伊知山村とも書く。はじめ大名脇坂氏領,寛永8年から幕府領,同10年から旗本中根氏領,寛文元年から旗本中根氏・馬場氏の相給,享保16年からは油田牧林畑の新田化で伊知山新田14石余が成立し幕府領が加わる。慶長4年鳥居元忠の矢作領検地をうけ,高300石(伊能家文書/佐原市史)。村高は,「元禄郷帳」299石余,「天保郷帳」「旧高旧領」ともに484石余。幕府の油田牧の野付村9か村の1つで,元治元年の場合捕馬勢子追人足35人を出し(区有文書/佐原市史),野馬除堤の一部も残っている。弘化2年の家数27(関東取締出役控帳/香取郡誌)。神社は脇鷹神社,寺院は真言宗正智院(佐原市史)。明治8年千葉県に所属。明治22年相根村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7291524
最終更新日:2009-03-01




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