ケータイ辞書JLogosロゴ 大網村(近世)


千葉県>館山市

 江戸期〜明治22年の村名。安房国山下【やまもと】郡,のち安房郡のうち。はじめ里見氏領,元和元年幕府領,のち「正保高帳」では旗本本多氏領,「房陽郡郷考」では大細村と見え忍藩領,「旧高旧領」では幕府領。村高は,慶長15年「里見家分限帳」138石余,「元禄郷帳」143石余,「天保郷帳」「旧高旧領」ともに170石余。ほかに「天保郷帳」「旧高旧領」では北条村のうちに大網出作が見え,村高はともに44石余。「正保高帳」では村高179石余のうち,田71石余・畑79石余・寺領29石。享保13年名主藤左衛門が日光御社参御用人足の御扶持米代357文をうけ取っている(島田家文書)。天保年間頃の家数28(石井家文書/県史料安房)。寺院は真言宗舎利院・浄土宗大厳寺。明治6年千葉県に所属。明治22年館野村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7291948
最終更新日:2009-03-01




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