大井(中世)
戦国期に見える地名｡安房国のうち｡天正19年7月26日の里見義康朱印状によれば,｢壱貫 丸ﾉ大井にて｣とあり,上総国を没収された里見氏が,安房国内の知行割りを行った際,当地内で1貫文が莫越山神社(現丸山町宮下)社家の岩波弾正に充行われた(莫越山神社文書/安房国式内社に関する歴史地理学的研究)｡ただし,本文書は様式が他の寺領目録と異なる点があるなど,若干検討の余地を残す｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7291960
最終更新日:2009-03-01