ケータイ辞書JLogosロゴ 大島田村(近世)


千葉県>沼南町

 江戸期〜明治22年の村名。下総国相馬郡のうち。「旧高旧領」では田中藩領。なお田中藩主は,享保15年以前は沼田藩主,元禄16年以前は舟戸藩主。村高は,「元禄郷帳」131石余,「天保郷帳」「旧高旧領」ともに155石余。小金牧野馬御用として中野牧野役があり,毎年春の野馬捕り追勢子としてつとめる。神社は安房栖神社,寺院は真言宗泉蔵院。寛政3年大和の長谷寺へ登山した同寺の僧鳳実が病気のため旅費を使い果たし,田中の役所へ願い出て2両を借用した。その後に再び城内に願い出ることのないようにと触を廻している(柏市吉田家文書)。明治6年千葉県に所属。同11年南相馬郡に編入。明治22年風早村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7292061
最終更新日:2009-03-01




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