ケータイ辞書JLogosロゴ 太田(中世)


千葉県>旭市

 戦国期に見える地名。下総国のうち。長禅寺(現旭市野中)所蔵愛染明王坐像の永禄12年9月の胎内墨書銘(県史料金石1)に「脇細工〈太田〉西福坊〈同〉専光坊」とあるのが初見。また同寺殿堂の大工の中にも当地の清右衛門の名が見える。また常燈寺(現銚子市常世田)所蔵大般若経巻358の奥書(県史料諸家)によると,天正4年9月12日に当地幸蔵寺の隠居済鑑が常燈寺で経巻を書写したことがわかる。済鑑は大阿闍梨法印大僧都として天正11年,大法師宥盛に当地幸蔵寺道場において秘密許可初重印信を伝授している(石橋家文書/旭市史3)。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7292079
最終更新日:2009-03-01




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