ケータイ辞書JLogosロゴ 岡飯田村(近世)


千葉県>小見川町

 江戸期〜明治22年の村名。下総国香取郡のうち。慶長年間頃は「東領之内おかいたの郷」あるいは「上飯田之郷」と呼称(谷本家文書/県史料諸家)。「各村級分」「旧高旧領」ではともに旗本中根氏・武蔵氏の相給。村高は,「元禄郷帳」「天保郷帳」「旧高旧領」ともに497石余。文禄・慶長年間当村の谷本家が徳川家康に柑子を献納,以後毎年正月15日と3月3日に徳川家に柑子を献納する慣習となる(谷本家文書/県史料諸家)。文化年間谷本家より柑翠,兄直など俳人がでて,小林一茶と親交を結び,文化7年には兄直が一茶を案内して岡飯田の自宅に招いている(七番日記)。また大原幽学も当地をしばしば訪れ,多数の門人を獲得している(旭市史)。弘化2年の家数39(関東取締出役控帳/香取郡誌)。明治8年千葉県に所属。神社は天之宮神社,寺院は曹洞宗芳泰寺,日蓮宗安国寺(香取郡誌)。明治22年森山村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7292270
最終更新日:2009-03-01




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