ケータイ辞書JLogosロゴ 岡本(中世)


千葉県>富浦町

 戦国期に見える地名。安房国のうち。戦国末期の関東八州諸城覚書に「一,岡本之城」あるいは「一,岡本 里見義安 左馬頭居城……右之九ケ所,里見左馬頭義安領分,最前より天下(豊臣秀吉)へ馳走之者也,安房上総二ケ国之主也」とある(毛利家文書/大日古8)。当地は元来,在地土豪岡本氏が住したが,里見義弘に譲渡され,元亀3年岡本城が成ると里見義頼の居城となったという(城郭大系6)。義頼を嗣いだ義康は天正18年11月以前に館山城に居を移したといわれるが,前記史料によれば,館山移住以前には当地に住したことがうかがわれる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7292292
最終更新日:2009-03-01




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