ケータイ辞書JLogosロゴ 片海(中世)


千葉県>天津小湊町

鎌倉期〜戦国期に見える地名安房国長狭【ながさ】郡東条のうち文永12年2月16日の日蓮から新尼御前への返書に「古郷の事はるかに思わすれて候つるに,今此のあまのりを見候て,よしなき心をもひいてて,かたうみ・いちかは・こみなとの礒のほとりにて昔見しあまのりなり,色形あちわひ(味)もかはらす,など我父母かはらせ給けん」とある(日蓮聖人遺文/鎌遺11815)また「善無畏三蔵鈔」には「日蓮は安房国東条片海の石中の賤民が子なり」と出自が語られている「日蓮聖人註画讃」には,日蓮の父たる遠江国貫名重実の次子重忠が,「安房国長狭郡東条郷片海市河村小湊浦」に流され漁夫となったと伝えている(続群9上)現内浦付近,内浦湾一帯を指したものと思われる
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7292627
最終更新日:2009-03-01




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