上野村(近世)
江戸期〜明治22年の村名｡安房国長狭郡のうち｡上之村とも書いた｡江戸初期に曽呂村が当村ほか5か村に分村して成立したと推定される｡｢正保高帳｣では旗本保科氏領,｢房陽郡郷考｣｢旧高旧領｣ではともに旗本京極氏領｡村高は,｢元禄郷帳｣｢天保郷帳｣｢旧高旧領｣ともに307石余｡｢正保高帳｣では村高273石余のうち,田197石余･畑75石余｡天保年間頃の家数43(石井家文書/県史料安房)｡神社は八雲神社･石尊神社,寺院は曹洞宗林秀院(安房郡誌)｡明治6年千葉県に所属｡明治22年曽呂村の大字となる｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7292853
最終更新日:2009-03-01