ケータイ辞書JLogosロゴ 白浜郷(古代)


千葉県>館山市

 奈良期から見える郷名。「和名抄」安房国平群【へぐり】郡十郷の1つ。東急本の訓は「之良波万」。正倉院御物調布の天平9年墨書銘に「平群郡□□(白浜カ)清□(岑カ)里大弓部得万呂調布壱端 長四丈二尺」とある(正倉院宝物銘文集成)。「地理志料」「稿本県誌」では現館山市正木近辺をもと白浜郷と称したという「安房国誌」の説を採用して,平久里川下流の右岸に比定している。付近には中沢・稲原・山岸・上御狩の横穴群,上御狩大塚山古墳,正木条里跡がある。なお,現在の鋸南町吉浜に比定する説もある(地名辞書)。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7294337
最終更新日:2009-03-01




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