ケータイ辞書JLogosロゴ 平松村(近世)


千葉県>飯岡町

 江戸期〜明治22年の村名。下総国海上郡のうち。はじめ幕府領,のち一部が与力給知となる。村高は,「元禄郷帳」168石余,「天保郷帳」「旧高旧領」ともに161石余。村絵図(向後家所蔵)によれば,集落ははじめ台地縁辺に見え,元禄年間には西国漁師の進出に伴い海岸部に漁業集落ができた。現在の平松浜区は平松・行内番地が錯綜するが,これは中世以来の製塩の浜が,漁師の進出に際し両村入会浜となったことによる。天保14年の五ケ村書上によれば,家数56,うち農家38・漁家9,ほかに春秋漁期の船方日雇65。明治8年千葉県に所属。神社は正月2日に岡の女年寄りが初苗見の行事を行う八幡神社(矢挿正八幡)のほか浅間神社,寺院は真言宗善照院。明治22年飯岡町の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7296200
最終更新日:2009-03-01




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