ケータイ辞書JLogosロゴ 細屋敷村(近世)


千葉県>九十九里町

 江戸期〜明治22年の村名。上総国山辺郡のうち。「東金御鷹場旧記」では大沼田組に属し,南町奉行与力給知,「上総国村高帳」では幕府領および北町奉行与力給知,「旧高旧領」では与力給知。村高は,文禄3年「石高覚帳」77石,「元禄郷帳」77石余,「天保郷帳」「旧高旧領」ともに93石余。「上総国村高帳」では家数22。儒学者林潜斎は,清名幸谷村に退隠し孤松庵を構えた稲葉黙斎に師事し,のち丸亀藩の儒者となり58歳の時妻の実家の当村花沢家に身を寄せ「淵源紀聞」「易学啓蒙」を著した。明治6年千葉県に所属。神社は水神社。同18年の反別23町1反余(上総国町村誌)。明治22年豊海村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7296500
最終更新日:2009-03-01




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