ケータイ辞書JLogosロゴ 本佐倉村(近世)


千葉県>酒々井町

 江戸期〜明治22年の村名。下総国印旛郡のうち。天正末年頃の史料には「印東庄本桜」と見える(勝胤寺文書5月2日付浅野長吉・木村一連署添状/県史料諸家)。佐倉藩領。なお,「旧高旧領」などではほかに清光寺領50石が見える。村高は,「元禄郷帳」375石余。成田街道の往来が盛んになると,街道沿いに商家・旅宿が立ち並び間【あい】の宿が形成されて,町方が村方から分離することになった。なお,江戸中期までは町方・村方の分離が徹底されておらず,「各村級分」では本佐倉町375石余とのみ見える。成田街道酒々井【しすい】宿の助郷村。佐倉牧捕馬の際は,酒々井野馬御払場に水夫人足を差出した。神社は,愛宕神社・妙見神社・諏訪神社など,寺院は顕本法華宗経胤寺,日蓮宗妙胤寺,真言宗吉祥寺,曹洞宗光徳院。明治6年千葉県に所属。明治22年酒々井町の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7297121
最終更新日:2009-03-01




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