八辺村(近世)
江戸期〜明治22年の村名。下総国香取郡のうち。天正19年の真福寺あて徳川家康寄進状に矢部郷と見える(香取郡誌)。「各村級分」「旧高旧領」ではともに旗本池田氏領で,ほかに真言宗真福寺領12石余。村高は,「元禄郷帳」190石,「天保郷帳」「旧高旧領」ともに255石余。明治初年まで松崎川をめぐって長岡村との間に水論が絶えなかった(区有文書)。明治8年千葉県に所属。神社は根渡神社,寺院は真言宗真福寺・日蓮宗妙福寺(香取郡誌)。明治22年吉田村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7297250
最終更新日:2009-03-01