ケータイ辞書JLogosロゴ 吉崎村(近世)


千葉県>八日市場市

 江戸期〜明治22年の村名。下総国匝瑳【そうさ】郡のうち。延宝年間「東金御鷹場旧記」では旗本菅沼氏・大久保氏の相給,「各村級分」「旧高旧領」ではともに旗本天野氏領。村高は,「東金御鷹場旧記」446石,「元禄郷帳」「天保郷帳」「旧高旧領」ともに446石余。弘化2年の家数130(関東取締出役控帳/匝瑳郡誌)。享保19年新川沿岸の入会地(秣取場)をめぐって神宮寺村・東小笹村との間に争論があり,元文4年入会権が確定された。文政5年には長谷村,神宮寺村との間に漁網の張合いで争論があった(旭市史)。そのほか,「如来寺過去帳」によれば,明和8年大旱魃,文化12年九十九里浜大漁,安政5年6月台風で家が破損と見える。明治8年千葉県に所属。神社は星宮神社,寺院は天台宗竜性院(匝瑳郡誌)。明治22年共興村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7297514
最終更新日:2009-03-01




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