ケータイ辞書JLogosロゴ 大丹波村(近世)


東京都>奥多摩町

 江戸期〜明治22年の村名。多摩郡三田【みた】領のうち。幕府領。村高は76石余,畑のみであった(田園簿)。検地は寛文8年。延享4年より田安家領,村高は103石余となる。宝暦11年,田安家領19か村で年貢減免の陳情が相次ぎ,同13年8月処断の裁決が下り,関係者らは手鎖・所払・役儀取払などに処せられた。曹洞宗輪光院境内には,牢死した3人の義民の供養塔が現存。北方には広さ42間余の幕府の御林山があり,小名には入尾谷沢・名坂沢・大笹沢・柚木沢・真名井沢・熊沢などの沢名が多い。化政期の家数68軒(新編武蔵)。幕末には幕府領となり103石余(天保郷帳・旧高旧領)。明治5年神奈川県,同11年西多摩郡に所属。同22年古里【こり】村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7298200
最終更新日:2009-03-01




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