ケータイ辞書JLogosロゴ 梶野新田(近世)


東京都>小金井市

 江戸期〜明治22年の新田村名。多摩郡のうち。武蔵野新田の1つ。幕府領。享保年間,上小金井村名主梶藤右衛門が開発。最初の検地は元文元年。延享3年の「村指出帳」に村高196石余,反別73町余,家数32軒・人数135,馬8匹とある。すべて畑地。また寛延3年の村明細帳に「当村之義ハ松林仕立置,苅草取申候」「当新田之義は武蔵野ニ而困窮新田に御座候」「農業の間には,男は芝地開発仕候,女は秣薪取申候」とある(梶家文書)。宝暦年間の出百姓27人のうち檜原【ひのはら】村11人,入間【いるま】郡4人(出百姓生国在所訳書上帳)。村内東方の長昌寺は梶藤右衛門の開基と伝える(新編武蔵)。明治5年神奈川県,同11年北多摩郡に所属。同22年北多摩郡小金井村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7298452
最終更新日:2009-03-01




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