新井新田(近世)
江戸期〜明治22年の村名｡武蔵国都筑【つづき】郡のうち｡幕府領｡古くは御林であったが,宝暦年間に橘樹【たちばな】郡神奈川の新井忠兵衛という者が開発して成立(新編武蔵)｡村高は,｢天保郷帳｣｢旧高旧領｣ともに98石余｡｢新編武蔵｣によれば,江戸から8里許,東西3町余･南北6町余,家数14軒,村内は小山が多い｡また畑地が多く,南西部に4反の秣場がある｡鎮守は稲荷社｡明治元年神奈川府を経て神奈川県に所属｡同22年新治【にいはる】村の大字となる｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7302141
最終更新日:2009-03-01