ケータイ辞書JLogosロゴ 海老名町(近代)


神奈川県>海老名市

 昭和15〜46年の高座郡の自治体名。村制時の9大字を継承。昭和25年の世帯数1,921・人口1万181。同30年有馬村を合併,8大字を継承すると同時に国分の一部が勝瀬となり,合計18大字となる。同35年世帯数3,417・人口1万7,938。年々地内の都市化によって人口は増加,またこれに伴い事業所は1,000余を超えた。国分から大谷にかけての丘陵地帯は同40年頃より宅地化が進み,同45年には世帯数1万1,343・人口4万4,492となった。地内では第2次大戦後の食糧事情の要請にこたえて米作中心の農業に進んでいたが,昭和30年代に至って米作のほか果樹・石垣イチゴ・スイカ,温室によるメロン・花卉の栽培,畜産などを行うようになり,農業も次第に多角化してきた。昭和35年の世界農林業センサスによれば,総土地面積2,520町(うち総林野面積173町),農家1,637戸・林家293戸。地内の宅地化とともに富士ゼロックス・日立製作所・雪印乳業・富士コカコーラボトリング・東芝精機などの大工場が進出し,地元の厚木ナイロンの大工場も建設された。また昭和30年代より道路も整備され,交通の便がはかられた。同46年市制施行。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7302473
最終更新日:2009-03-01




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