ケータイ辞書JLogosロゴ 荒戸(中世)


新潟県>湯沢町

戦国期に見える地名越後国魚沼郡のうち荒砥とも書く天正6年6月27日上杉景勝が深沢利重,富里三郎左衛門へ宛てた書状に「あらと」と見える(歴代古案/越佐史料)御館の乱において関東からの北条氏の攻撃を防ぐため当地に砦を設けるよう命じたもので,景勝は同年7月5日,同12日,同年8月15日,天正7年2月26日などにも当地の防備を固めさせている(登坂文書,本間徴古存墨,伊佐早謙氏所蔵文書,歴代古案/越佐史料)天正8年閏3月25日北条氏政軍に攻められ,同日氏政は「上田庄荒戸山」における木内八右衛門の戦功を賞した(安得虎子/越佐史料)景勝は,同年11月22日登坂甚兵衛尉,天正9年2月3日富里三郎左衛門,同28日樋口与三右衛門,同年6月3日および天正12年2月11日栗林政頼に荒戸在城を命じている(穴沢吉太郎氏所蔵文書,高木文書・上杉年譜/越佐史料,東大栗林文書)現在の湯沢町神立の荒戸付近に比定される
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7305881
最終更新日:2009-03-01




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