ケータイ辞書JLogosロゴ 有間河(中世)


新潟県>上越市

 戦国期に見える地名。越後国頸城【くびき】郡のうち。「梅花無尽蔵」第3上によれば,長享2年,越後国府を訪れた京都相国寺の僧万里集九は,越後国分寺・一宮居多神社・安国寺などの名所を見物し,同年11月16日,風雪の中を出発,夷崎の難所を通り,「有間河」に到着した。当地に一泊,翌朝,能生をめざして旅立ったが,集九は当地の有様を「民居隣海有間河,打岸巻回千丈波」と詩に詠んでいる(続群12下)。北陸道の要衝であった。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7305958
最終更新日:2009-03-01




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