ケータイ辞書JLogosロゴ 板井村(近世)


新潟県>新潟市

 江戸期〜明治22年の村名。蒲原郡のうち。はじめ三条藩領,元和9年幕府領,慶安2年村上藩領,宝永7年幕府領,享保5年からは再び村上藩領。村高は,元和6年知行目録59石余,「元禄郷帳」200石余,「天保郷帳」1,605石余。享保6年の家数170余,南北10町ほどの村であった(北越雑記)。明治5年大河津分水騒動が発生,中ノ口川沿いに下る一揆勢を取り鎮めようとした板井村庄屋萩野伝衛は吉江村(味方村)観音堂付近で刺され殉職した。明治12年からは西蒲原郡に所属。同19年コレラ発生,50名発病,このため中ノ口川の生活用水の使用・水浴が禁じられた。同22年市制町村制施行による板井村となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7306284
最終更新日:2009-03-01




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