市野新田(近世)
江戸期〜明治22年の新田名｡刈羽郡のうち｡元和2年長峰藩領,同5年高田藩領,天和元年幕府領,以後幕府領を除く一部が変遷を重ね,宝永7年与板藩領,寛保元年上山藩領,文政6年からは桑名藩領と幕府領となる｡村高は,｢正保国絵図｣130石余,｢天和高帳｣139石余,｢天保郷帳｣157石余｡天和3年検地帳には,境目番所屋敷2畝,25屋敷で1町余,田11町余･畑1町余･青苧畑2畝余,漆木58本の記載がある｡明治元年惣高家数取調写帳(柏崎市立図書館蔵)では戸数25｡同10年市野村を合併｡なお市野村は｢越後地名考｣にも見えるが所在地などは不明｡同22年女谷村の大字となる｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7306343
最終更新日:2009-03-01