牛ｹ鼻村(近世)
江戸期〜明治22年の村名｡頸城【くびき】郡のうち｡はじめ高田藩領,天和元年からは幕府領｡村高は,｢慶長国絵図｣では｢牛か花村｣36石余,｢正保国絵図｣132石余,｢天和高帳｣139石余,｢天保郷帳｣158石余｡延宝7年越州四郡高帳によれば｢此所番所,但,信州境目｣と記される｡天和3年の検地では,反別田9町余･畑屋敷4町余･山林1反余･青苧畑1反余,漆木154本｡寛保2年の山里蝋実穂貫匁付(村松千秋家文書)では,里蝋穂18貫450匁･山蝋実1升6合5勺を定納｡安永9年の新田検地高16石余｡鎮守に諏訪神社と棚機神社｡明治5年の戸数75｡同12年からは東頸城郡に所属｡同22年元保倉村の大字となる｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7306737
最終更新日:2009-03-01