ケータイ辞書JLogosロゴ 榎新田(近世)


新潟県>新潟市

 江戸期〜明治22年の新田名。蒲原郡のうち。山下新田の枝郷で,同新田の一部として扱われていた。明暦年間の開発とも伝え,寛文8年当村あて年貢引免状(堀川家文書)が残る。絶えず川欠によって浸食されてきた。寛文年間末の四度目沼垂町割王瀬山崩西川会河新潟川端堀口両湊絵図には,山下新田の西隣に位置し,江戸中期(一説に安永〜天明年間)に現在地に移転したと思われる。なお,同絵図は阿賀野川の中州に榎木新田島が描かれており,当村が移転したのはこの島で,のち下木戸村の近くに寄り地続きになったとも考えられるが,不詳。新発田【しばた】藩領。郷帳類では見えず,山下新田の高に含められていたと思われる。元文4年宗門改帳(同前)によれば,家数6・人数36。名主は貞享5年八兵衛の名が見える。鎮守は諏訪社。明治21年の戸数7・人口38。同22年木戸村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7306995
最終更新日:2009-03-01




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