ケータイ辞書JLogosロゴ 大町(近世)


新潟県>村上市

 江戸期〜明治19年の町名。江戸期は村上城下の1町。明治12年からは村上を冠称。村上町の中央,上【かみ】町と小町の間。上町との境に瀬波方面からの道で,三叉路となっており,安良町と接している。町の北から東へ入れば大手門。小町・上町とともに城下で1番早く開けた町。寛永12年村上惣町並銘々軒付之帳によれば,家数37,肝煎新次郎。寺院は湯殿山行者十輪寺。寛文5年新小松屋安左衛門・丸屋作兵衛・薬屋又右衛門・長浜屋十右衛門・近江屋三郎兵衛・薬屋利左衛門・赤坂屋助右衛門・花ケ崎屋弥助・玉村屋佐右衛門・津波屋与五兵衛・碇屋六右衛門の11軒の酒造家があり,都合4,740石を生産している。文政6年藤兵衛火事により31軒焼失,安良町25軒・上町16軒を類焼。嘉永2年の家数60。城下の中心で間口の大きな店が軒を連ね,赤坂屋助次郎の間口は22間もあった。明治5年小町・庄内町・安良町とともに2番組となる。当町の用掛は岩佐喜蔵。同年の坂本屋火事で全焼。同19年村上町の一部となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7307505
最終更新日:2009-03-01




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