岡新田(近世)
江戸期〜明治22年の新田名｡魚沼郡のうち｡往古は五箇村の枝郷であったと伝えられる｡元和2年長岡藩領,同4年高田藩領,延宝9年幕府領,文久元年からは会津藩領｡村高は,｢正保国絵図｣30石余,｢天和高帳｣14石余,｢天保郷帳｣102石余｡天和3年検地帳での反別,田2反余･畑3町余｡農業のほか,男は薪を切り,女は白布･縮･小白布を織る｡また,川漁を行い,鮭･鱒･鮎･八つ目鰻を売る｡宝永5年には小物成として鮭1尺銀3匁余を上納｡同8年の家数6｡宝暦5年の家数9･人数33｡魚野川対岸の五箇村としばしば鮭漁場の境界を争い,絵図に墨引きをして川割りし和談とする｡下流に鮭の種川があった｡鎮守は股倉神社｡明治12年南魚沼郡に所属｡同21年の戸数11･人口63｡同22年伊米ｹ崎村の大字となる｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7307574
最終更新日:2009-03-01