ケータイ辞書JLogosロゴ 岡田村(近世)


新潟県>新津市

 江戸期〜明治22年の村名。蒲原郡のうち。大関村から分村して成立。寛永2年頸城【くびき】郡針村(現板倉町)と横曽根村(現上越市)から70余軒・100余人が移住し,高田新田と称し,寛文2年改称したという(中蒲原郡誌)。はじめ村上藩領,寛永19年幕府領,正保元年村上藩領,宝永6年幕府領,同7年高田藩領,寛保元年白河藩領,文政6年桑名藩領,文久元年会津藩領。村高は,「元禄郷帳」158石余,「天保郷帳」186石余。元文2年御検見御案内帳によれば,反別は田5町余・畑26町余,家数42・人数258。「白川風土記」によれば,家数は本村49,端村上郷屋12。庄屋は,吉田家・土田家。水利は下条江(24か村組合)の分水大関江・岡田江などを利用,しかし上流の村々と用水の配分をめぐってしばしば紛争があった。鎮守は神明宮。寺院は真宗大谷派善精寺。明治初年の戸数51・人口225(同前)。明治12年中蒲原郡に所属。同22年新関村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7307588
最終更新日:2009-03-01




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