上大谷村(近世)
江戸期〜明治22年の村名｡蒲原郡のうち｡もとは大谷村一村であったが,寛文10年から行われた村松藩の寛文検地を契機に大谷村が上大谷村･中大谷村･下大谷村の3か村に分村したことにより成立｡ただし,｢元禄郷帳｣｢天保郷帳｣では大谷村一村として記される｡村松藩領｡村高は,｢旧高旧領｣104石余｡宝暦9年の七谷組紙漉船数改帳では,紙漉百姓14軒,船役14船(加茂市史下)｡安政7年の家数34｡同年の御用杉は521本｡慶応2年大谷3か村･黒水村で小作料減免を求めた騒動が起こり,当村で2名の逮捕者を出す(同前)｡諏訪神社がある｡明治2年の馬数14｡同12年中蒲原郡に所属｡同21年の戸数34･人口206,同22年七谷村の大字となる｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7308339
最終更新日:2009-03-01