ケータイ辞書JLogosロゴ 上村新田(近世)


新潟県>川西町

 江戸期〜明治22年の新田名。魚沼郡のうち。寛政8年十日町の縮問屋上村藤右衛門が当地を買い入れて開発に着手,同12年検地が行われ成立。同時に藤右衛門が庄屋に任命された。幕府領。村高は,「天保郷帳」83石余。反別は田11町余・畑若干,無民戸。野口村や野口村枝郷根深から入作となっていた。また,開発に当たって信濃川対岸の下条村広大寺との間に地境争論が発生。同寺にかかわる民謡「新保広大寺」が江戸にまで流行した。慶応4年の信濃川出水により,かなりの耕地が流失した。鎮守は稲荷社。明治12年からは中魚沼郡に所属。同22年橘村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7308559
最終更新日:2009-03-01




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