ケータイ辞書JLogosロゴ 軽井沢村(近世)


新潟県>栃尾市

 江戸期〜明治22年の村名。古志郡のうち。はじめ春日山藩領,元和6年からは長岡藩領。村高は,「正保国絵図」36石余,「天保郷帳」83石余。正保年間の田畑の面積比は約6対4。嘉永6年郷御成箇免定割付帳一覧では米納29石余,銀納20匁余(栃尾市史史料集租税編)。主たる産業は稲作,ほかに産物は蚕・山いも,農間余業は女は紬織り・男は山働きとある(守門糸車)。天和元年栃尾高人別納物帳には畑作として大豆・油荏・小豆・真綿・たばこを産したと記している(宮島家文書)。また,寛政3年頃には農外収入を藩の家臣用の馬を飼育して得ていた者もあった。家数は,天和元年14,宝永2年23,安政5年29,慶応年間30(栃尾市史別巻2)。慶応4年戊辰戦争では落ち延びた長岡藩関係者の一掃を図るために新政府軍の拠点とされた。寺院はなく,鎮守は巣守神社。明治22年一之貝村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7308678
最終更新日:2009-03-01




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