ケータイ辞書JLogosロゴ 草水津(中世)


新潟県>安田町

 戦国期に見える津名。越後国蒲原郡白河荘のうち。阿賀野川右岸の地にあり,会津へ赴く交通の要衝であった。永正5年5月18日の長尾為景書状に「草水津口へ牢人出張候」とあり,当地へ出張した牢人を安田但馬守が会津へ追っている(反町大見安田文書)。天正2年9月吉日の「安田氏給分帳」には草水左京亮の名が見え,彼が当地の関所の管理を行っていた。また,草水の古刹観音寺は永正年間の蒲原郡白河荘等段銭帳に「〈皆納〉壱町六段〈同(白河)庄〉観音寺」と見える(斎藤実寿所蔵文書/県史研究19)。現在も蒲原三十三観音霊場の二番札所として信仰を集めている。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7309159
最終更新日:2009-03-01




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