ケータイ辞書JLogosロゴ 九戸浜村(近世)


新潟県>大潟町

 江戸期〜明治22年の村名。頸城【くびき】郡のうち。才浜中18浜の1つ。はじめ高田藩領,天和元年幕府領,文化6年からは高田藩領。村高は,「慶長国絵図」では「くとの町」7石余・九頭はま2石余,「元禄郷帳」では「古,九戸口浜村」とあり46石余,「天保郷帳」では才浜中の一部。大瀁・中谷内・大潟四度御竿入高帳(頸城村大島家文書)によれば,天和2年の高15石余,反別畑4反余・塩田1町余,家数19(本家17・名子2)・人数106,馬9・牛5,船5(庄屋船1)・塩屋7・指網3。また,九戸雁子上下浜立会新田に9石余,浜雁子新田に50石余が九戸浜分として書き上げられている。天保9年の家数54・人数307。神社は諏訪神社。寺院は真宗大谷派正法寺。明治11年北陸御巡幸御案内必携によれば,戸数62・人口370,うち製塩業47戸,塩田4町余,漁船10。同12年からは中頸城郡に所属。同22年潟町村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7309173
最終更新日:2009-03-01




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