国分寺村(近世)
江戸期〜明治22年の村名｡頸城郡のうち｡江戸期は五智国分村(国分寺領200石)･愛宕国分村(愛宕社領200石)･毘沙門国分村(惣持寺領200石)･大場村(称念寺領150石)･居多【こた】村(居多神社領112石余)･居田【こでん】村(高田藩領19石余)および国分寺村(高田藩領25石余)を総称して国分寺村と称した｡狭義の国分寺村は,はじめ高田藩領,天和元年幕府領,貞享2年からは再び高田藩領｡村高は,｢正保国絵図｣866石余･居滝村(居田村か)無高,｢天和高帳｣では寺社領分は見えず,国分寺村25石余･居田村19石余,｢元禄郷帳｣895石余,｢天保郷帳｣906石余｡なお,｢旧高旧頭｣では国分寺除地25石余のほかに五智国分村･愛宕国分村･毘沙門国分村･大場村･居多村･居田村が書き上げられている｡これら各村分を除いた狭義の国分寺村は,山林･田畑のみであったと考えられる｡明治になって各村は国分寺村から正式に分離独立して1村を形成した｡明治12年からは中頸城郡に所属｡同21年狭義の国分寺村は無民戸｡同22年国府村の大字となる｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7309576
最終更新日:2009-03-01