ケータイ辞書JLogosロゴ 桜町新田(近世)


新潟県>柿崎町

 江戸期〜明治22年の新田名。頸城【くびき】郡のうち。桜町新田村ともいう。慶安3年の成立(柿崎町史)。はじめ高田藩領,天和元年幕府領,寛保2年からは高田藩領。村高は,「天和高帳」では桜町村新田98石余,「天保郷帳」では上金原村枝郷桜町新田村とあり同じく98石余。天和検地後とみられる国田組村々明細書上帳によれば,反別は田4町余・畑6町余,家数14・人数61,馬4(中村家文書)。用水は柿崎川丸山堰を利用。桜町新田の開発により同用水は水不足をきたし,元文3年十王堂用水を新設することになる(十王堂堰沿革史)。しかし,開田当初より干天時の水不足に悩んだ。天保4年の家数16・人数74(真常寺文書)。寺院は浄土真宗真常寺。明治12年からは中頸城郡に所属。同21年の戸数13・人口75。同22年下黒川村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7310043
最終更新日:2009-03-01




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