ケータイ辞書JLogosロゴ 塩野淵村(近世)


新潟県>下田村

 江戸期〜明治22年の村名。蒲原郡のうち。はじめ村上藩領,寛永16年安田(村松)藩領,明治3年からは新発田【しばた】藩領。村高は,「正保国絵図」「元禄郷帳」「天保郷帳」ともに33石余。近世初期には森町組大肝煎五十嵐三五左衛門が支配し,当村の肝煎を兼帯したという(森町村沿革誌)。肝煎はのち名下村肝煎支配を経て,皆川家が明治期まで勤めた。寛文検地帳では塩之淵村と見え,反別3町余うち田1町余・畑1町余(下田村史)。鎮守は若宮社。広大な入会山を持ち,塩木・材木の生産を行った。宝暦11年から地内の丸倉で鉛山の開発が行われ,近世を通じて時々休山しながら続き,大正期に至った。明治12年南蒲原郡に所属。同22年本下田村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7310351
最終更新日:2009-03-01




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