ケータイ辞書JLogosロゴ 下正善寺村(近世)


新潟県>上越市

 江戸期〜明治22年の村名。頸城【くびき】郡のうち。はじめ高田藩領,天和元年幕府領,貞享2年からは高田藩領。村高は,「天和高帳」85石余,「天保郷帳」では中正善寺村枝郷とあり89石余。天和検地の際,正善寺村から分村したと思われるが不詳。用水は,正善寺川から水を引く三ケ字立会用水を,下正善寺村・岩木村・藤新田とともに利用。そのほか上川原用水・下川原用水も利用。山間部では,30余の天水溜池を利用している。神社は山王社・熊野権現。寺院は曹洞宗長坂寺。同寺は大同2年真言宗寺院として創建,のち天台宗・浄土真宗を経て曹洞宗となる。観音堂があり,寿永年間,木曽義仲が護持仏である朝日観音を納め,堂宇を修築したものである。明治12年からは中頸城郡に所属。同21年の戸数78・人口468。同22年下ノ郷村の大字となる。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7310673
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ