ケータイ辞書JLogosロゴ 菖蒲村(近世)


新潟県>大島村

 江戸期〜明治22年の村名。頸城郡のうち。はじめ高田藩領,天和元年からは幕府領。村高は,「慶長国絵図」61石余。「正保国絵図」128石余,「天和高帳」208石余・新田87石余,「天保郷帳」416石余。延宝7年越州四郡高帳によれば,「此所番所,但,信州境目」とある。天和3年の検地では,反別田21町余・畑屋敷10町余。寛保2年の山里蝋実穂貫匁付(村松千秋家文書)では里蝋穂13貫300匁・山蝋実3升6合を定納。安永9年の新田検地高113石余。鎮守は諏訪神社。口碑によれば江口氏が氏神として勧請したと伝えられ,十二神社を合祀。境内に「大天白」という石祠がある。寺院は,曹洞宗大日庵,浄土真宗本願寺派念宗寺。念宗寺境内には同宗光恩寺がある。明治5年の戸数181。同7年菖蒲校開校。同8年菖蒲郵便取扱所開設。同12年からは東頸城郡に所属。同22年元保倉村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7310979
最終更新日:2009-03-01




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