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新潟県>柏崎市

 鎌倉期から見える地名。越後国刈羽郡鵜川荘のうち。建仁3年10月8日付の妙法蓮華経奥書(三諦寺資料)に「宇川御庄新堂所」「宇川庄新堂村」と見える。三諦寺は応永元年創建とされる真言宗寺院で,明治30年豪雨により同寺裏山の経塚が崩れ,前記経文や経筒・陶製壺・銅鏡などが出土したという(柏崎編年史)。下って天文8年12月13日付の某(長尾定景か)安堵状(鵜川神社文書)には「新堂条八幡田」と見え,鵜川神社に安堵されている。新道の鵜川神社は元暦元年鎌倉鶴岡八幡宮の分霊を勧請して創建されたと伝える(白川風土記)。永禄3年10月の伊勢御師貫屋家兼道者株売券案(京大来田文書)には「上条新道」とあり,現在に続く新道の表記が見える。なお,ここでは上条【じようじよう】のうちとされている。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7311096
最終更新日:2009-03-01




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